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パドヴァ調査報告書オペレーション”ミト”がドーピングの泥沼を明らかに
文章:本站原创  |   投稿時間:2015/8/28 12:02:33  |   チェック回数:655

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オペレーション”ミト”と銘打たれたパドヴァ調査報告書の内容が新たな嵐を呼び起こしそうだ。ドーピング指南役とされたミケーレ・フェラーリ医師の身辺を4年間に渡り調査し続けた550ページの調査報告書には、今まで浮上してこなかった現役、引退済みも含めた38名者自転車選手の名前がリストアップされていた。特にアスタナに関しては38名中17名が名を連ねており、チームとしての組織的ドーピングへの関与の可能性が指摘された。
 
CONI(イタリアオリンピック協会)に提出された調査報告書の中で、永久追放されたフェラーリ医師へのパイプ役として、その息子であるステファノ・フェラーリの名前が記されている。アスタナのチーム監督でもあるアレクサンダー・ヴィノクロフは過去のフェラーリ医師との繋がりを既に認めているが、監督就任後の2010年に10人以上のアスタナ所属選手の為に連絡をとっているとされる記録が公表された。またその際に同じ町に居住しているステファノが関与しているとし、アスタナの組織的ドーピングがあった可能性が高いと結論づけている。警察は既に「ヴィノクロフはフェラーリ医師と蜜月関係にあった」と明言している。
 
 既にステファノはヴィノクロフがアスタナ所属選手の代理としてフェラーリ医師にコンタクトを求め、その見返りに報酬を約束したことを証言している。フェラーリ医師は国際SIMカード、公衆電話、VOIP暗号化システム、エイリアスを複合的に使用して顧客と連絡をとっていたことが分かっており、今回の調査報告書の半分以上の230ページがその通話内容データとなっている。
今回のオペレーション”ミト”のきっかけとなったのは、ダニーロ・ディ・ルーカが2010年にドーピング違反が発覚した際に、処分の軽減の見返りとして、フェラーリ医師がどこで輸血ドーピングを行っていたかの場所を証言、またドーピングに関する更なる情報をヨーロッパ警察とFBIに提供したことだ。実はこれがアームストロングを追い詰めるきっかけとなり、そこからさらに追加で調査が継続されることとなったのだ。しかしそのディ・ルーカも結局は2013年に再びドーピング違反となり永久追放処分を受けた。しかし実はこの2013年の違反そのものが、情報を警察などへ流した報復だという噂があり、ディ・ルーカが大人しく引き下がったのはその為と言われている。
 
 パドヴァ調査報告書に名前の上がった38名
レオナルド・ベルタニョーリ、シモーニ・ボイファヴァ、ディエゴ・カッチア、エンリコ・フランツォイ、マルコ・フラポルティ、オマール・ロンバルディ、ファブリッツィオ・マッキ、マルコ・マルカート、アンドレア・マスチャレッリ、フランチェスコ・ マスチャレッリ、シモーネ・ マスチャレッリ、ダニエーレ・ピエトロポッリ、モーリス・ポッソーニ、フィリッポ・ポッツァート、アレッサンドロ・プローニ、ミケーレ・スカルポーニ、フランチェスコ・ティッツア、ジョバンニ・ヴィスコンティ、リカルド・ピチェッタ、アンドレア・ヴァッカー、マウリシオ・アルディラ、ヴォロドミール・ビレカ、ボルト・ボジッチ、マクシム・グーロフ、ウラジミール・グセフ、ヴァレンティン・イグリンスキー、セルゲイ・イワノフ、ウラジミール・カルペッツ、アレクサンダー・コロブネフ、ディミトリ・コツォンチャック、ロマン・クロイツィゲル、デニス・メンショフ、エヴゲニー・ペトロフ、ヤロスロフ・ポポヴィッチ、ホセ・ホアキン・ロハス、イヴァン・ロヴニー、エゴール・シーリン、アレクサンダー・ヴィノクロフ

 徐々に浮き彫りになってくるドーピング裏構造とシステム、どこまで闇を明るみに引きずり出せるかでこれからの自転車界の行方が大きく変わっていくだろう。 

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