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7  London 2012 Olympic トラック競技第3日目結果 アムステルゴールドレース  8
アルベルト・コンタドール独占インタビュー:強さの秘訣はどこに?
文章:  |   投稿時間:2012/9/11 17:30:28  |   チェック回数:2930

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今大会見事な活躍でブエルタ総合優勝を果たしたアルベルト・コンタドール、彼のインタビューで見えてきたのは競技に対する真摯な態度と自分自身を信じる精神力の強さだ。誰もが持つことができるが維持し続けることが困難なこれらの要素を当たり前のようにできてしまうプロフェッショナリズムと精神的な強さ、そしてそれらを自分の力へと変換できる能力の高さこそが彼の強さなんだと確信できた。今回の優勝は彼にとってはまだまだ通過点に過ぎず、これからまだ遥か先、さらなる高みを目指していくのだろう。これからのコンタドールの活躍にも目が離せない。


質問:2008年以来2度めブエルタ制覇をしましたが、今どう感じていますか?アルベルト・コンタドール(以下AC):やっぱりグランツールを勝つのは難しいと感じたね。多くの人はその大変さをわかっていないと思うな。この3週間最高の状態を維持してられたわけじゃないからね。出場停止で半年間レースに出場できなかったけど、僕自身が優勝候補であることに自覚はあったよ。そして皆が僕をライバル視していることもわかっていたよ。ライバルたちに比べて、実戦から遠ざかっていたという意味では不利ではあったけど、でもそんな苦しみを受け入れる心構えは出来ていたしね。でも本当にきつかったよ!

質問:CT:ブエルタに勝てたのは精神的な強さで実力以上の力が発揮できたからですか?自分自身の可能性を疑ったことはありましたか?
AC:そんなことはわからないよ。でも僕は常に自分自身の可能性を信じているよ。それが僕のレースへのアプローチ法の一つでもあるんだ。レースに対しては常に勝つこと、勝てることをを意識して挑むようにしているんだ。二度目の休息日に、翌日以降でマイヨ・ロホをダッシュすることがいかに困難な道程であるかを感じたんだ。でもそれと同時に可能性も強く感じたんだよ。自分自身に確信がなければ、第17ステージのあの場面でアタックは仕掛けなかったよ。そして総合2位に甘んじていたと思うよ。

質問:あなたの強さを信じなかった人々へのメッセージはありますか?
AC:僕はいちいちそんなことでメッセージを出すタイプの人間じゃないよ。この世では誰もが自分の味方じゃないよ。当然敵だっているんだよ。僕は自分を信じて応援してくれた人たちには感謝のメッセージを送りたいと思っているよ。彼らは僕に勇気と自信をくれたし、マスメディアのバッシングな批判的報道から守ってくれたんだよ。そういう人達の気持ちに報いるためにも勝たなければいけないと思ったんだよ。

質問:今までのグランツールの勝利の中で、今大会のホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)が最強のライバルでしたか?
AC:そんなことはないね。どのグランツールでも最強のライバルはいるよ。ホアキンは確かに強かったね。ガチンコ勝負となった局面では何度となく出し抜かれたしね。でも他のグランツールでも同じように勝利は簡単じゃなかったよ。特に印象に残っているのは2007年のツール・ド・フランス最終ステージのタイムトライアルと2008年のジロ・デ・イタリアの山岳タイムトライアル、そして同じく2008年の山岳タイムトライアルでリーヴァイ・ライプハイマーとやりあったことかな。

質問:今大会では山岳では勝てませんでしたね。それはどうしてですか?
AC:そうだね、今大会は今までの僕の勝利のパターンとは全く違うものだったね。そういう意味では意義は大きいと思うよ。違う形の勝利の方程式を発見できたからそれでいいんじゃないかな。あの第17ステージでは自己陶酔するほどにぐっとくるものがあったんだよ。2005年脳腫瘍の手術から復帰したツアー・ダウン・アンダー以来だったよ、そんな気持ちになったのは。

質問:なぜあなたはそこまでレースに真摯な態度で挑めるんですか?
AC:そういってもらえると嬉しいね、でも大変なこともあったからね。今回は自分自身を追い込んだんだけどようやくそれからも開放されたよ。今大会はほんとうに良いレースができたと思うし、レース界のためにも大きく貢献できたと思っているよ。多くの人たちがこの3週間のレースの虜になったんだからね。

質問:もちろん次に狙うのは来年のツール・ド・フランスですか?
AC:今はただこの勝利の余韻に浸りたいよ。まだ来年のことを語るのは時期尚早だよ。来年のツールのことを語るには、ツールを含む各レースのコースを知ってからにしたいしね。それによって自分の合わせた大会への出場を最終的に決めていくことになるだろうから。

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