時間はだれにでも平等に流れ、誰もが歳を取っていく。無理をするのではなく、年令に応じた対策を積み上げていくと、それ相応の対価が得られるのだ。難しいことは何もない、シンプルにちょっとしたことを生活の中に組み込んだり、意識したりすることで、人生は劇的に変わるかもしれない。ここでは、長く自転車を楽しむために20代から50代で心がけておくといいことを紹介しよう。
まずは20代ではトレーニングや練習を慣習化しよう。この年代で当たり前のように行うように習慣づければ、自然とそれ以降も継続して行うことが身につくだろう。しかしこの年代では仕事であったり家族を持ったりするケースも多く、自分の時間というものが限られやすい時期だ。だからこそその少ない時間の中で運動することを習慣づければ、それは日常の一部として組み込まれるようになるのだ。この年代の時に特に行うべきなのは高負荷トレーニングを中心としよう。カロリー消費の多い運動をすることで、心循環器系強化と筋力アップに繋がっていく。
実は30代はとても重要な時期であり、それ以降の健康や身体機能の方向性を大きく位置づけるのだ。そんな中でもっとも重要なのが食生活だ。肉食を中心としたであろう20代に比べ、30代ではより多くの食物繊維を摂取することを心がけよう。そうすることで摂取できるビタミンや抗酸化物質も自然と多く摂取できるようになり、心臓への負担も少ない食生活となる。これらはなによりも慢性的疾患を発症させるリスクも軽減させ、また脂肪の減少、そしてより健康体を維持できる体質の構築へと繋がっていく。とにかく5色の食品群摂取をバランスよく行うことを心がけよう。
40代でもっとも行わなければならないのは、いかにストレスを溜め込まないかということだ。経験からストレス排除法をじっくりと考え、出来る限り前向きに考えることで、メンタルを制御する事を身につけよう。病は気からというとおり、精神的バランスは体に大きな影響をあたえるのだ。この年代では無理をしないことがまず大前提、そして体に異変を感じた際には早めに休養、治療をすることが重要だ。小さな症状を見逃すことで、いずれ大きな健康問題へと発展しかねない境目の年代なのだ。
50代ではリカバリーを重点的に考えよう。ここまでのトレーニング、食事、そして生活環境などが、自分のパフォーマンスの限界点を示してくれているはずだ。そしてこれからはいかにそのパフォーマンスをいかに維持するかが重要なのだ。そのためにはいかにリカバリー出来るかというのが重要となる。特に睡眠時間は重要であり、8時間ほどの睡眠を取ることで体はかなり回復することが出来る。そしてそれと同時にバランスのとれた食事と水分摂取量にも気を使おう。そして40代の時以上に体の異常には細心の注意を払うことを心がけることを忘れてはならない。体は今まで以上にリカバリーに時間を要するようになっており、早めの対処がコンディションを保つ秘訣となるのだ。
ここまで読んで、以上のことができていないと悲観的になることはない。年齢相応の体力やコンデションに合わせた体作りづくりを行えば、様々な改善、そして対策がとれることを忘れてはならない。全ては自分の心がけ次第、できることからコツコツと、これが長い目で見れば大きな意味を持ってくるのだ。